バドミントン部コラム【 第37回 永原和可那( No2)】
2024年11月19日
日頃より北都銀行バドミントン部、並びにナガマツを応援してくださった皆様、先日の秋田大会での温かいご声援本当にありがとうございました。
秋田に来て10年半が経ち、長いようであっという間の日々だったなと色々な思い出を振り返りながら11月10日を迎えました。
秋田大会がナガマツペアとして最後の試合になるという事が決まってからは何度もその舞台で戦う姿を想像していました。応援してくださる皆様の前でナガマツらしいプレーをしたい、自分自身も絶対に後悔はしたくない、と思いながらも心の底ではいいプレーができずにせっかく来てくださる皆様をガッカリさせてしまったらどうしようという不安も正直ありました。
ですが当日満員の会場、そして観客席にいる皆さんの顔を見た瞬間に一気にその不安が吹っ飛び、『大丈夫だ。今日は絶対にやれる!』と力を貰うことができました。コートに立っているのは二人ですが、会場の皆様と一緒に戦っているんだという心強さからナガマツとしても最高のプレーができたと思っています。 改めて私たちナガマツは秋田の皆様にここまで育てていただいて、その支えがあったからこそ最後に秋田の地で最高の形で締めくくる事ができたんだなと実感しています。 ナガマツとして皆様の前でプレーできる事はもうありませんが、私たちの事をこれからもずっと覚えていてほしいなと願っています。
今回のSJリーグというのはダブルスニつ、シングルス一つの三つのうちニつ取ったチームが勝利というルールですので、ナガマツが一つ目のポイントをとる事ができましたが、もう一つポイントを取らなくてはチームとしての勝利はありませんでした。そこで次に出場したシングルスの舛木選手ですが、シングルスというのはダブルスと違い一人で戦わなくてはいけないので凄く孤独ではあると思います。そしてチームの代表で出れるのも一人でエースとして絶対に負けられないというプレッシャーが凄くあったと思います。今回は残念ながら負けてしまい舛木自身もすごく悔しい敗戦だったと思いますが、舛木はこの経験を必ず次に繋げてくれると思っています。そして団体戦というのは一人が負けてしまっても他のみんなでカバーできるところが良いところです。それを見事に達成してくれたのが曽根選手、小松選手のダブルスでした。二人でペアとしてSJリーグに出たのはこれが二回目で、自分たちが負けたらチームも負けてしまうというプレッシャーの中、見事にそれを跳ね除けてくれました。 そして二人からはナガマツの最後の試合で絶対に負ける訳にはいかなかったと言ってくれて後輩の頼もしい姿を見れて凄く嬉しかったです。 私たちも先輩の背中を追いかけてここまでやってきたように、今では私たちが先輩となりその背中を後輩が追い続けて、追い越していって欲しいなと願っています。
私自身現役生活も残り数ヶ月となりました。 SJリーグのグループリーグは残り2戦、悔いのないよう一戦一戦大切に戦いたいと思います。
そして北都銀行バドミントン部は地域の皆様に愛されて応援されるチームであり続けたいと思いますので、これからも温かいご声援をよろしくお願いいたします。
〈ナガマツペア解消セレモニーにて〉
〈S/Jリーグ秋田大会時、集合写真〉